東京大学 鈴木宣弘がうさんくさい

以前、とある農業フォーラムで東京大学の鈴木宣弘が

ヨーロッパと比べ、日本は農家への補助金が少ないという

図を持ち出して発表してたのにはあきれた。

そういう発表をするのであれば、1農家あたりが所有する

農地の広さを記したグラフも同時に使用しないと、データとして

フェアではない。

知らない人が見ると、あたかも農家への補助金が足りないと

間違った認識を持ってしまう。しかし実際はそうではなく

単位面積あたりヨーロッパ諸国と同程度の補助金をだしている。

大元の原因は、日本の農家が所有している面積がコマ切れで

小さいという点だ。


しかもこのような農家にとって都合のよいデータしかださない行為は

JAの職員などの農業関係者であれば、100歩ゆずって理解できるのだが

東京大学 鈴木宣弘は、大学の教授だ。あたかも中立でフェアな

立場から、このような発言をすることに問題がある。



最近の原発事故で、東京電力などのエネルギー業界の御用学者が

根拠もなしに原発は安心だと言ってまわっていることが

問題となっているが、農業業界にも御用学者がいて

彼らの存在が日本の未来の農業をゆがめていることも

大きな問題だ。